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ダブルスの動画は、高さで決まる

4 人が動くダブルスは、シングルスと同じ撮り方だと前衛の背中しか映らない。コート全体を入れる位置と、見返すときに見る場所。

Inplay をつくっている人2 分で読めます

低い位置から撮ると、前衛が奥を隠す。ダブルスは高さが先。

ジュニアの団体戦も一般の大会も、ダブルスの方が多いくらいなのに、ダブルスの動画はシングルスより見返されません。理由は単純で、撮り方が同じだと肝心なところが映っていないからです。

前衛の背中で、奥が見えない

ダブルスは前衛が手前のネット際に立ちます。シングルスと同じ高さから撮ると、前衛の背中が画面の真ん中に来て、相手コートのバウンドとパートナーの動きが隠れます。だから、ダブルスはシングルス以上に高さが要ります。フェンスのいちばん上、観客席があるならそこから。手が届く範囲でどうしても低いときは、真後ろの低い位置より、斜め後ろのコーナーからコート全体を狙う方がましです。

画角は、ダブルスのサイドラインまで入れるために、シングルスよりやや広角にします。0.5〜0.7 倍。ボールは小さくなりますが、ダブルスで見たいのはボールより位置なので、これでいい。

見返すときは、打っていない 3 人を見る

ダブルスは技術より位置と判断です。見返すとき、ボールを追っていると何も分かりません。見るのは打っていない 3 人。パートナーが打つとき、自分は前に詰めたのか、下がったのか。相手のロブに、2 人でどう動いたか。ポーチに出た回数と、出なかった回数。

これを 1 ラリーずつ止めて確認するので、ラリーだけに切った動画が要ります。待ち時間込みの動画だと、止めるたびに次のラリーまで早送りすることになって、集中が切れます。私のデータでは、ダブルスはラリーが短いぶん本数が多くて、1 試合で 220 本ありました。シングルスの 1.5 倍です。手で切る気にはなりません。

ボールを追うアプリは、ダブルスで苦しい

球速やコースを出すタイプのアプリは、シングルスを想定しているものが多く、4 人の動きと前衛のボレーで判定が不安定になることがあります。ダブルスで使うなら、「プレー中かどうか」だけを見るラリー抽出型の方が安定します。Inplay はこちらで、選手の動きからラリー区間を見つけるので、人数が増えても結果は変わりません。

ペアと一緒に見る

ダブルスの動画は、ペアと一緒に見て初めて意味が出ます。「あそこで前に出てほしかった」は、動画を一緒に見ながら言えば 10 秒で伝わります。ファイルで送ると容量で弾かれるので、リンクで渡せる形にしておくと、LINE で URL を送るだけで相手も同じラリーを見られます。

Inplay をつくっている人4 歳からテニス。自分の試合を見返すのが面倒で、ラリーだけを切り出す AI を作って Inplay にしました。いまも試合を撮って、検出の学習データを増やしています。