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1 時間の試合動画で、ボールが動いているのは 19 分だった

自分で撮った試合動画のラリー区間を 1 本ずつ手で記録して、何分がプレーで、何分が待ち時間かを数えた。

Inplay をつくっている人2 分で読めます

63 分の試合動画。ラリーは 115 本、合計 18 分 54 秒。

ラリーを見つける AI を作るには、正解のデータが要ります。なので私は、自分で撮った試合動画のラリーの開始と終了を、1 本ずつ手で記録しています。その副産物として、試合のうちどれだけがプレーで、どれだけが待ち時間かが、はっきり数字で出ました。

63 分の試合で、ラリーは 115 本、合計 19 分

2026 年 8 月の大会の 1 回戦、シングルス。動画は 63 分 21 秒。ラリーは 115 本で、合計は 18 分 54 秒でした。動画全体に対して 30% です。1 本のラリーの長さは、真ん中の値で 7.9 秒。いちばん長いラリーが 32 秒でした。

30%63 分の試合動画のうち、ボールが動いていた時間の割合。残りの 44 分は、ボール拾い、サーブ前の間、チェンジオブエンズ。

ほかの試合も似たような数字です。別の日のシングルスは、ラリー 159 本で合計 28 分 48 秒。ダブルスはラリーが短くなるぶん本数が増えて、220 本で 35 分 42 秒でした。私が記録した範囲では、プレー時間の割合は 25〜45% に収まっています。ジュニアでラリーが長く続く試合は上の方、サーブが強くてポイントが短い試合は下の方です。

残りの 7 割は何か

ラリー以外の時間を動画で見ていくと、順に多いのはこの 3 つです。ボールを拾いに行って、戻って、サーブの構えに入るまでの間。これが圧倒的に長い。次にチェンジオブエンズの休憩。次に、セルフジャッジの確認やスコアの言い合い。どれも試合には必要ですが、あとで見返すときには全部飛ばして構いません。

見返すのに何分かかるか

ラリーだけにした 19 分を 1.5 倍速で見ると 13 分、2 倍速なら 10 分です。試合の翌朝、通学の電車の中で 1 試合分を見られる長さになります。元の 63 分をそのまま見ようとすると、だいたい途中で飽きて、肝心の第 2 セットまでたどり着きません。

試合動画ラリーだけ2 倍速で見ると
45 分12〜20 分6〜10 分
63 分(上の試合)19 分10 分
90 分22〜40 分11〜20 分

手で切るか、自動で切るか

手で切る場合、1 試合で 100 回以上、開始と終了の位置を決めることになります。私は慣れていて 1 試合に 1 時間半かかります。この作業を自動化するために作ったのが Inplay で、上の 115 本の試合を入れると、見逃しは 1 本、余計に拾った区間が 2 か所でした。その 3 か所を直すのに 2 分。手で切る 1 時間半が、確認の 2 分になります。

Inplay をつくっている人4 歳からテニス。自分の試合を見返すのが面倒で、ラリーだけを切り出す AI を作って Inplay にしました。いまも試合を撮って、検出の学習データを増やしています。