ブログ · 見返し方
撮った試合動画を、親はどう使うか
コーチに渡す、子どもと見る、自分で見る。撮るところまでは多くの保護者がやっている。差がつくのは、そのあとの使い方。

大会の会場でフェンスにスマホを付けている保護者は、もう珍しくありません。でも「撮ったあと、どう使っていますか」と聞くと、だいたい「子どもが見ない」か「長すぎて自分も見ない」と返ってきます。撮るのは簡単で、使うのが難しい。使い方を 3 つに分けて書きます。
コーチに渡すなら、短くして場面を指定する
コーチは 1 時間の動画を見ません。見る時間がないのではなく、見るべき場所が分からないからです。渡すなら、ラリーだけにして 15〜20 分に縮めたうえで、「2 セット目の 3-3 からの 2 ゲームを見てほしい」と場面を書き添えます。これで返事が「もっと前に入って」から「あの場面のセカンドサーブは、回転をかけて深く」に変わります。
渡し方はリンクが楽です。LINE で URL を送るだけで、ファイルの容量制限にも引っかからず、コーチはスマホで開いて該当のラリーに飛べます。
子どもと見るなら、解説しない
一緒に見るときの失敗は、ほぼ全部、親が解説することです。「ここはクロスだったでしょ」と言った瞬間、次から子どもは動画を見たがらなくなります。私がやっているのは、ラリーが終わるたびに質問を 1 つだけすること。「このポイント、どうなった?」「今のサーブ、狙いは?」「もう一回やるなら何を変える?」。答えが出なくても構いません。自分で見て、自分で言葉にする時間を作るのが目的で、1 回に 10 ラリー見れば十分です。
自分で見るなら、数えるだけにする
親が技術を評価しようとすると、感想が入ります。代わりに数えることに徹すると、客観的な材料になります。ファーストサーブが入った数と打った数。ラリー 3 本以内で終わったポイントの数。自分のミスで終わったポイントと、相手に決められたポイントの数。この 3 つを 2〜3 試合分並べると、「サーブ確率が 5 割を切った日は負けている」のような傾向が見えてきます。コーチに渡すのは、この数字と該当するラリーの動画です。
どれも、短くするのが先
3 つとも、1 時間の動画をそのまま扱うのは無理があります。私が記録した試合では、動画のうちプレーしている時間は 3 割でした。ラリーだけを抜き出せば 15〜20 分になり、「コーチに渡す」「子どもと見る」「数える」の全部が現実的になります。Inplay はこの「ラリーだけにする」部分を自動でやって、ラリーごとにスコアを付けて、リンクで渡せるようにしたものです。


